今や、不登校の理由は「行きたくない」だけではない。
「行きたいけど行けない」子がたくさんいる。
みんなもちろん。様々な理由がある。
ただ、そんな子もいるという事をわかってほしい。
でも周りの理解を得るのは難しい。
家族でさえ、まだスッと理解できないくらいだ。
うちの夫も本当に理解してくれたのか・・微妙なところである。
~まだ病名を知らない頃~
朝起きると頭痛い・気持ち悪いとうったえる我が子。
夜になると元の元気な姿に戻る。
そんな様子を見た夫は・・・
「さぼりたいだけ」
「俺だって頭痛いけど薬を飲んで仕事に行ってる」
「這ってでも行け」
「〇〇(←私)が子どもに甘いだけ」
「気持ちの問題」
とよく言っていた。
きつい言葉を言ってるかもしれないが、私も最初はそう思う事が多かった。
息子を休みがちにさせたくない。
自分は子供のころにどんなに大変でもなるべく登校していた。
癖をつけてほしくない。
そんな想いからだった。
起立性調節障害というものを全く知らなかったのだ。
〜病気を少し知り始めた現在〜
知ってからでも「本当に体調悪いのかな?」という想いは拭えないでいる。
家族でもそうなのだから、学校や友達の理解を得ることは難しいと思う。
それでも、自ら・もしくは家族から発信していかないと、もっとつらい状況になると思う。
少しでも息子にとって良い環境になるように学校の先生や習い事の先生に声をかけた。担任の先生にはお手紙で。習い事の先生には直接。
息子の場合は、幸いにも理解ある人たちばかりで。
担任の先生は、お時間ある時に返信を下さいと伝えたが、その日のうちに電話がきた。
担任2「とりあえず激しい有酸素運動のマラソンは欠席しました。他の競技に関しても体育の担当者に伝えて、キツイと本人が言っているようなら無理をさせず、やれそうなことなら一緒に取り組んでいけるよう本人と話し合っていこうと思います。最近調子が良さそうですが、〇〇さん頑張っていたんですね。」
習い事は空手をやっていて、息子が体力がある日や審査会(昇級試験)が近い日はなるべく練習に参加している。
先生「うちの息子もそうでした。でも、そこまで重くはなかったので普通に登校できていました。練習がきつそうだったら、休み休みでいいし、もう中学生だから出来る出来ないを伝えてほしい。遠慮せず言っていいから!」
気持ちが軽くなった。
伝えるという事は、やはり大事なこと。
わかってほしいなら、感じ取ってなんて無理。自ら伝えていかないと理解なんてしてもらえない。
変な目で見られるかもしれない。
笑われるかもしれない。
理解を得られないかもしれない。
伝えるまでは色々な不安が浮かんでは考えないようにしていたけれど。
親でさえ不安なんだから本人の気持ちは計り知れない。
でも、今回で分かったと思う。話すと案外、自分が考えてたことって大したことなかったかもって。
大丈夫。恥ずかしいことじゃない。自分は自分、そのままでいい。
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